ねこちゃんの混合ワクチンについて
当院では、ねこちゃん用の混合ワクチンとして、3種混合ワクチン(厳密に言うと4種混合ワクチン)を扱っています。
予防できる病気は、
- ①猫ウイルス性鼻気管炎・・・
- せき、くしゃみ、発熱、食欲不振などの症状が見られます。
感染すると通常2週間ほどで回復しますが、子猫や成猫でも体が弱っている状態の子では死亡する危険もあります。 - ②猫カリシウイルス感染症※2価・・・
- ①の病気に一見似た症状が見られます。
ひどくなると、口や舌に潰瘍や水泡がが出来てしまい、痛くてごはんが食べられなくなったり、大量の涎を出すことがあります。
※カリシウイルスが原因となる感染症を2種類予防することが出来ます。 - ③猫汎白血球減少症・・・
- 別名では猫伝染性腸炎、猫パルボウイルス感染症とも呼ばれています。食欲不振、元気減退などから始まり、それから激しい下痢・嘔吐に高熱が見られ、血液検査で白血球の極端な減少が確認されます。下痢や嘔吐がひどくなると、出血したような血便や脱水症状でどんどん衰弱していってしまいます。
成猫では早期の治療で死亡率は少ないのですが、子猫ではわずか1日で死んでしまうこともある恐ろしい病気です(子猫はとくに要注意です!)。
いずれも感染すると死に至る可能性のある恐ろしい病気です
しかし、混合ワクチンの接種によって守ってあげられる病気でもあります
1年に1回の混合ワクチンの接種で大事なねこちゃんを予防できる病気から守ってあげましょう
この機会にワクチン接種をしてあげてください