わんちゃんとの旅行について

いよいよ楽しい夏休みがやってきましたね!
おうちのわんちゃんを連れての旅行を計画されている方も多いのではないでしょうか?
最近では、ペット宿泊可の施設が増えて、観光地にも多くのわんちゃんが訪れています。
そこで今回は犬と一緒に旅行する際の注意点やマナーをご紹介します。
わんちゃんとの夏の旅行を楽しく・安全に過ごすためにしっかり準備しておきましょう。

①持ち物

・首輪(または胴輪など)、リード
・ハウス(クレート、ポーター)
・トイレ・ペットシーツ
・食べなれているごはんと容器
・お水
・おやつ
・お気に入りのおもちゃ
・タオル(何枚かあると色々役立つ)
・常備薬(酔い止めなど)
・消臭・除菌スプレー(排泄を失敗した場所などに使う)
・ビニール袋・トイレットペーパー(うんちや吐いてしまった時の処理など)
他には、抜け毛が多い犬種であれば粘着ローラー(コロコロ)やブラシがあるとよいでしょう。
また、宿のなかには狂犬病予防接種や混合ワクチンの証明書の提示を必要とするところもあるので忘れずに持っていきましょう。

★宿泊中に気を付けたいこと★

・足をきれいに拭いてから室内に入るようにする。
・共有スペースなど、お部屋以外では必ずリードをつける。
・わんちゃんだけでお留守番をさせない。
・基本ベッドには乗せない。
・チェックアウトの前に部屋をお掃除して、もしトイレ以外の場所に排泄をしてしまったり、物を壊してしまったら必ず報告する。
施設のルールを守って、公共の場所をみんなで気持ちよく使うことができるといいですね♪

②脱走・迷子

わんちゃんは初めて訪れるような、慣れない環境下ではとても緊張してしまいます。
その結果、普段ならするはずのない行動をとってしまうことがあります。
最近問題になっているのがペットの脱走や迷子です。
さきほども書きましたが、ペット連れの観光客が増えたことで旅先でのわんちゃん、ねこちゃんの迷子がとても増えているのです。
迷子になってしまった後保健所に連絡しても見つからなかったり、保護されていても飼い主に見つけてもらえずに、残念なことに殺処分されてしまうペットもいます。
もしそんなことになってしまったら楽しい旅行どころか、悲しい旅行になってしまいます。
そこで人もペットもつらい目に遭わないように迷子対策をしましょう!
・院内でも首輪や胴輪(ハーネス)が抜けないようにしっかり着けて来ていただくようにお願いしていますが、サイズ、接続はちゃんと出来ているか、リードはしっかりつけられているか、ちゃんと持っているか確認する
・迷子札(自宅の連絡先、携帯番号、名前、出来れば宿泊先も書いておくと◎)、マイクロチップ登録をする
・万が一はぐれてしまった時を想定して、旅行先付近の保健所や警察の電話番号を調べておき、ペットの特徴がよくわかる写真を用意しておく。

★マイクロチップとは★

マイクロチップは、直径2㎜、長さ約8~12㎜の円筒形の電子標識器具で、通常犬や猫などの背側頚部皮下に埋め込み、チップに記録されている世界にひとつの15桁の数字(番号)を専用のリーダー(読取器)で読み取ることによって、安全で確実な個体識別(身元証明)をすることができます。
ヨーロッパやアメリカをはじめとした世界中で広く使われており、日本でも最近では犬や猫などのペットを中心として利用者が急増しています。
当院ではマイクロチップの挿入を専用の注射器で行っていますが、麻酔は必要ありません。
興味のある方はお気軽にお問い合わせください。

マイクロチップ
マイクロチップ

③しつけ

多くの人で賑わっている観光地にわんちゃんを連れて行く上で、しつけはとても大切です。
例えば、
「無駄吠えしない」
「噛みつかない」
「飼い主について歩ける」
「呼んだら来る」
「トイレは指定された場所で出来る」
…とは言っても、全部出来るようになるのはかなり大変ですね!(笑)
人に迷惑をかけないことはもちろんですが他のわんちゃんとも噛みついたり、喧嘩をして怪我をしたり、させたりといったトラブルにならないように注意しましょう。

④ワクチン接種など

・狂犬病ワクチン
・混合ワクチン
・ノミ・ダニ予防
・フィラリア症対策
は必ず行いましょう!
これは飼い主の義務ですし、もしもワクチン接種前の犬と接触してしまっても安心ですね。
また、旅行先でわんちゃんが体調不良や怪我をしてしまった時のために持病などを確認し、目的地周辺の動物病院の電話番号を控えたり、場所や行き方も確認しておきましょう。
いつものかかりつけの動物病院の電話番号も一緒に控えておくと安心ですね。

⑤熱中症などの体調不良

車などで移動する際は、わんちゃんが酔っていないか、熱中症になっていないか必ずチェックしてあげましょう。
水分補給を促したり、リフレッシュにSA・PAなどを歩かせてあげたり(最近はドッグランが併設されているところもありますね!)、休憩もこまめに取りながらゆっくりと急がないことが大切です。
車酔いしやすい子は、車に乗る前はごはんはなるべく控え、走行中は飛び出し防止のため窓をあまり開けないようにしてよく換気してあげましょう。
それから、涼しいからといって車内にペットだけを絶対においていかないように! 本当にたった少しの時間で熱中症になってしまいます。
外の気温がそれほど高くなくても、あっという間に車内の温度は上がってしまうのでお留守番は厳禁です!

★最後に…★

ペットと一緒に行かれれば楽しい家族旅行ですが、家族みんなで遠くへお出かけするのが大好きな子もいれば、残念ながらどうしても車や乗り物が苦手な子、慣れない場所ではおうちの人が一緒でも怖くてたまらない子など、様々な子がいます。
そんな子はペットホテルを利用するのもひとつの選択肢です。
当院では、お盆もお休みなくペットホテルにてわんちゃん・ねこちゃんをお預かりしています。
8月限定で、休診日の日曜日の午後・水曜日もお預かり、お返しをしていますので是非ご利用ください。
お待ちしております。

しっかり準備・しつけをして、わんちゃんを常に気にかけてあげることができれば、ペットと一緒の旅行は間違いなく楽しい思い出になるはずです。
今年の夏の旅行を楽しみましょう♪

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事業所の名称 かしの木動物病院
事業所の所在地 東京都八王子市
南大沢4-2-4
動物取扱業種別 保管
動物取扱責任者 冨永律子
登録番号
第102045号
登録年月日
平成22年11月15日
登録有効期間 令和7年11月14日